今尾研究室 学生の受賞

27. 応用物理学会中国四国支部学術講演会発表奨励賞

 受賞対象となった研究名:『Bi-2212相超電導単結晶のc軸方向電流機構のモデル化

令和4年7月に香川大学開催された2022年度応用物理 物理系学会中国四国支部合同学術講演会に専攻科2年の世良真也君が発表した論文が第27回(2022年度)応用物理学会中国四国支部学術講演会発表奨励賞を受賞しました。世良君はBi-2212相超電導単結晶を用いてc軸方向の電流挙動について研究を進めています。今回はc軸長である単結晶の厚みが異なる台形状の試料を用いてa-b軸方向の超電導電流の伝導も考慮したモデルの構築に取り組みました。世良君は一昨年、本科5年の時にも電気学会賞を受賞しており、今回の受賞と併せて異なる学会での複数回受賞を達成することができました。


26. 電気学会中国支部奨励賞

 受賞対象となった研究名:『中心支持による部分溶融Sm-123相超電導体の作製』

令和3年10月にコロナのためリモート(広島工業大学)で開催された令和3年度電気・情報関連学会第68回中国支部連合大会に本科5年の糸賀めいさんが発表した論文が令和3年度電気学会中国支部奨励賞を受賞することとなりました。部分溶融Sm-123相超電導体の作製において、部分溶融時に中心部にも支持材を配置することで平坦性が高いペレットを作製しました。これらの試料では高品質なピンニングセンタのペレット全体への均一な分布が成し遂げられました。これにより、結晶配向の向上によるピンニングセンタの高品質化が顕著に認められ、非常に高いJcとなりました。


25. 電気学会中国支部奨励賞

 受賞対象となった研究名:『Bi-2212相超電導単結晶へのピンニングセンタ浸透熱処理条件依存性』

令和3年10月にコロナのためリモート(広島工業大学)で開催された令和3年度電気・情報関連学会第68回中国支部連合大会に本科5年の田部 啓太君が発表した論文が令和3年度電気学会中国支部奨励賞を受賞することとなりました。Bi-2212相超電導単結晶にAl2O3をピンニングセンタとして浸透させる際の熱処理時間はピンニングセンタの浸透状態に影響を及ぼし、Icを変化させることが判明しました。また、ピンニングセンタの浸透状態を数式によるシミュレーションで解明することができました。


24. 電気学会賞

 受賞対象となった研究名:『Bi-2212相超電導単結晶のc軸方向電流挙動の解明』

令和2年10月にコロナのためリモート(岡山県立大学)で開催された令和2年度電気・情報関連学会第71回中国支部連合大会に本科5年の世良真也君が発表した論文が令和2年度電気学会賞Bを受賞することとなりました。Bi-2212相超電導単結晶のc軸方向への電流挙動について、c軸方向にノーマル抵抗と超電導抵抗(0抵抗)の並列回路が形成されるモデルを用いて明らかにしました。今回、受賞した電気学会賞は、奨励賞と違って200件近い連合大会に参加した全ての発表(他学会の発表も含む)の中で上位8名にしか与えられないものです。高専本科の学生としてこの賞を受賞することはかなり困難で、本研究室としても初めての快挙です。


23. 電気学会中国支部奨励賞

 受賞対象となった研究名:『積層構造Bi-2212相超電導単結晶の面間電流』

平成29年10月に岡山理科大学で開催された平成29年度電気・情報関連学会第68回中国支部連合大会に専攻科1年の山本 凌君が発表した論文が平成29年度電気学会中国支部奨励賞を受賞することとなりました。Bi-2212相超電導単結晶のc軸方向へ直接電流を流すと、電流の増加による電圧変動の不連続性と、厚さの違いによるI-V特性の変動が観測されます。これは、c軸方向にトンネル電流と通常の電流が混在して流れるためです。また温度サイクルによるIcの変動から、熱変動よりトンネル電流の流れる領域が変化することがわかりました。


22. 電気学会中国支部奨励賞

 受賞対象となった研究名:『部分溶融Sm-123超電導体のピンニングセンタ密度』

平成28年10月に広島大学で開催された平成28年度電気・情報関連学会第67回中国支部連合大会に本科5年の村田一輝君が発表した論文が平成28年度電気学会中国支部奨励賞を受賞することとなりました。試料内部に部分的にピンニングセンタを集中させるため、部分溶融Sm系超電導体を短冊状に切断し、熱処理時に湾曲させることでピンニングセンタの密度制御を試みました。部分溶融時に微細分散した固相のSm-211が重力により低い領域に集中させることによりその部分で高いJcを示すことが明らかになりました。


21. 電気学会中国支部奨励賞

 受賞対象となった研究名:『形状変化による部分溶融Sm系超電導体の高Jc化』

平成28年10月に広島大学で開催された平成28年度電気・情報関連学会第67回中国支部連合大会に本科5年の竹下孔喜君が発表した論文が平成28年度電気学会中国支部奨励賞を受賞することとなりました。Sm系超電導体を部分溶融法により作製する際に、3点支持法と多点支持法を用いてペレットを作製しました。湾曲や溶け出しなどペレットの形状変化により、ピンニングセンタの密度や超電導相の組成に変化が生じ、超電導特性に影響を与えることがわかりました。


20. 電気学会中国支部奨励賞

 受賞対象となった研究名:『部分溶融Sm-123超電導体のピンニングセンタ分布』

平成27年10月に山口大学で開催された平成27年度電気・情報関連学会第66回中国支部連合大会に本科5年の角田竜巳君が発表した論文が平成27年度電気学会中国支部奨励賞を受賞することとなりました。部分溶融Sm系超電導体の熱処理時に発生する湾曲を利用したピンニングセンタの密度制御を試みました。ピンニングセンタの集中のためには、重力を利用した微細絶縁層を集中させることの有効性が明らかになりました。


19. 電気学会中国支部奨励賞

 受賞対象となった研究名:『平坦な形状の部分溶融Sm系超電導体の高Jc化』

平成27年10月に山口大学で開催された平成27年度電気・情報関連学会第66回中国支部連合大会に本科5年の吉木綜一郎君が発表した論文が平成27年度電気学会中国支部奨励賞を受賞することとなりました。Sm系超電導体を部分溶融法により作製する際に、アルミナボールを用いて多点支持法を行うことで平坦な試料を作製しました。作製したペレットでは、ピンニングセンタがペレット全体に微細分散することが確認された。しかし、支持するアルミナボールへの試料の溶け出しと支持点が試料の伸縮を妨げることで超電導層の劣化と結晶粒間の結合不全によるJcの低下も発生しました。


18. 電気学会中国支部奨励賞

 受賞対象となった研究名:『Al2O3浸透Bi-2212相超電導単結晶のピンニング特性』

平成27年10月に山口大学で開催された平成27年度電気・情報関連学会第66回中国支部連合大会に専攻科1年の加藤隼斗君が発表した論文が平成27年度電気学会中国支部奨励賞を受賞することとなりました。Bi-2212相超電導単結晶にAl2O3をピンニングセンタとして浸透させ、熱処理時間によってピンニングセンタの浸透深さ及び密度は変化することが明らかとなりました。このようなピンニングセンタの浸透形態の違いが試料のピンニングセンタの働きの違いとなって、Icsを変化させることを示しました。


17. 電気学会中国支部奨励賞

 受賞対象となった研究名:『Bi-2212相超電導単結晶のc軸方向の臨界電流』

平成25年10月に岡山大学で開催された平成25年度電気・情報関連学会第64回中国支部連合大会に本科5年の吾郷卓哉君が発表した論文が平成25年度電気学会中国支部奨励賞を受賞することとなりました。層状構造を持つBi-2212相超電導単結晶の表面から裏面に電流を流して、臨界電流の測定を行いました。単結晶のc軸方向の厚さを変えると、厚いものほどIcは低下します。このことから、c軸方向には通常の電流伝導機構とは異なるトンネル電流に基づく伝導機構が形成されることが明らかになりました。

 

16. 電気学会中国支部奨励賞

 受賞対象となった研究名:『部分溶融Sm系超電導バルク体のピンニングエネルギー』

平成25年10月に岡山大学で開催された平成25年度電気・情報関連学会第64回中国支部連合大会に本科5年の久保田彰空君が発表した論文が平成25年度電気学会中国支部奨励賞を受賞することとなりました。部分溶融Sm系超電導バルク体の作製において試料の厚さとピンニングエネルギーUpおよびJcとの関係を調べました。完全反磁性によるバルク体に侵入する磁束の抑制効果もあり、厚いバルク体ではUpが飽和する傾向が認められ、Jcとの間の相関性が生じない原因が明らかになりました。

 

15. 電気学会中国支部奨励賞

 受賞対象となった研究名:『Bi-2212相超電導単結晶の臨界電流の経時変化』

平成23年10月に広島工業大学で開催された平成23年度電気・情報関連学会第62回中国支部連合大会に本科5年の矢田将大君が発表した論文が平成23年度電気学会中国支部奨励賞を受賞することとなりました。Bi-2212相超電導単結晶の表面からピンニングセンターを導入する際の、表面層からのピンの浸透形態をシミュレーションにより明らかにしました。また、表面劣化の進んだ単結晶においても劣化相の形成とピンの浸透について実験結果を充分に説明することのできるモデルを構築することに成功しました。

 

14. 電気学会中国支部奨励賞

 受賞対象となった研究名:『希土類酸化物浸透Bi-2212相超電導単結晶の磁気特性』

平成23年10月に岡山県立大学で開催された平成23年度電気・情報関連学会第62回中国支部連合大会に本科5年の長島可奈さんが発表した論文が平成23年度電気学会中国支部奨励賞を受賞することとなりました。様々な希土類酸化物をBi-2212相超電導単結晶表面から浸透させることで、単結晶の臨界電流の大幅な向上が得られることが明らかになりました。中でも磁性の強い希土類酸化物を導入することがIcの向上に有効であり、磁性体がピンニングセンターの高品質化に有効であることを示しました。


13. 電気学会中国支部奨励賞

 受賞対象となった研究名:『部分溶融Y系超電導体の磁気特性に関する研究』

平成22年10月に岡山県立大学で開催された平成22年度電気・情報関連学会第61回中国支部連合大会に本科5年の池田壮太君が発表した論文が平成22年度電気学会中国支部奨励賞を受賞することとなりました。磁気浮上搬送装置作製のための基礎研究として部分溶融Y系超電導体の磁界中におけるピンニング力を測定し、試料に荷重をかけた状態で浮上高さがどのように変化するかを調べました。平成22年度は超電導関連の研究で4件の同時受賞という本研究室でも今までで最大の快挙となりました。

 

12. 電気学会中国支部奨励賞

 受賞対象となった研究名:『高品質Bi系超電導厚膜の熱処理条件の検討』

平成22年10月に岡山県立大学で開催された平成22年度電気・情報関連学会第61回中国支部連合大会に本科5年の川上倫志君が発表した論文が平成22年度電気学会中国支部奨励賞を受賞することとなりました。この研究では化学溶液法によりBi-2212相厚膜を作製す熱処理において半溶融状態から焼結温度までの降温速度に着目し、この違いが膜質と臨界電流に与える影響について検討しました。

 

11. 電気学会中国支部奨励賞

 受賞対象となった研究名:『部分溶融法によるSm系超電導体の形状依存性』

平成22年10月に岡山県立大学で開催された平成22年度電気・情報関連学会第61回中国支部連合大会に専攻科1年の高橋俊之君が発表した論文が平成22年度電気学会中国支部奨励賞を受賞することとなりました。本研究では部分溶融法で超電導体を作製する際に発生する試料形状の変形と臨界電流密度の関係を試料中に分布するピンニングセンターの形成と併せて検討し、結晶配向との関連性を明らかにしました。

 

10. 電気学会中国支部奨励賞

 受賞対象となった研究名:『部分溶融超電導体の磁気特性の検討』

平成22年10月に岡山県立大学で開催された平成22年度電気・情報関連学会第61回中国支部連合大会に専攻科2年の高橋咲貴子さんが発表した論文が平成22年度電気学会中国支部奨励賞を受賞することとなりました。磁束ピンニングによって超電導体と磁石との間に発生する力からピンニングのエネルギーを測定し、試料中のピンニングセンターの状態と臨界電流密度との関係を詳しく調べました。高橋さんは本科5年のときにも受賞しており、同賞は2年連続の受賞はできないので一人で2回の受賞は専攻科進学者としても最高の記録となります。

 

9. 電気学会中国支部奨励賞

 受賞対象となった研究名:『超電導磁気浮上移動装置の作製』

平成20年10月に鳥取大学で開催された平成20年度電気・情報関連学会第59回中国支部連合大会に本科5年の高橋咲貴子さんが発表した論文が平成20年度電気学会中国支部奨励賞を受賞することとなりました。本研究では完全反磁性により超電導体で形成した軌道上に浮上させたマグネットを電磁誘導により移動させるシステムを作製しました。超電導体とマグネットの浮上特性について測定し、安定な浮上と移動が得られるパラメータの検討を行うことで、非接触の移動システムを形成することに成功しました。平成20年度は超電導関連の研究で3件の同時受賞という初めての快挙となりました。

 

8. 電気学会中国支部奨励賞

 受賞対象となった研究名:『人工ピンを導入したBi-2212相超電導単結晶の高Jc化』

平成20年10月に鳥取大学で開催された平成20年度電気・情報関連学会第59回中国支部連合大会に本科5年の門脇有希君が発表した論文が平成20年度電気学会中国支部奨励賞を受賞することとなりました。この研究では、従来より本研究室で育成してきた大型のBi-2212相超電導単結晶の試料表面にピンニングセンターとして絶縁体のアルミナを微細分散して導入させる手法の開発を行いました。手法の改良により、ピンを導入していない単結晶と比較して2倍以上のIcが得られることが確認されました。また、形成された絶縁層との相互作用によるIcの変化に関する検討を行い、高い電流を流すことのできる導体作製への基礎的な知見が得られました。

 

7.電気学会中国支部奨励賞

 受賞対象となった研究名:『Bi系超電導厚膜の作製と高品質化』

平成20年10月に鳥取大学で開催された平成20年度電気・情報関連学会第59回中国支部連合大会に本科5年の難波佑司君が発表した論文が平成20年度電気学会中国支部奨励賞を受賞することとなりました。この研究は化学溶液法によるBi系超電導厚膜の作製において厚膜を高品質化するのに必要な条件を調べたものです。様々なパラメータの中で、超電導特性には溶融温度が与える影響が大きいことが明らかになりました。また、膜質を向上させるためには、塗布後の乾燥を充分にする事が有効であることを示すことができました。

 

6. 電気学会中国支部奨励賞

 受賞対象となった研究名:『窒素-酸素雰囲気焼結によるBi-2223相超電導体の高品質化』

平成17年10月に福山大学で開催された平成17年度電気・情報関連学会第56回中国支部連合大会に本科5年の原将士君が発表した論文が平成17年度電気学会中国支部奨励賞を受賞することとなりました。この研究は昨年に続いて窒素雰囲気中でのBi系超電導体の作製において、窒素-酸素分圧および焼結時間の変化が試料の超電導特性に与える影響を検討したものです。今年度は特に超電導体を実用化する上で最も重要なパラメータのひとつである臨界電流密度のさらなる向上を目指し、融点近傍での焼結における窒素の影響を明らかにしました。

 

5. 電気学会中国支部奨励賞

 受賞対象となった研究名:『大型るつぼを用いたBi系超電導二次単結晶の育成』

平成17年10月に福山大学で開催された平成17度電気・情報関連学会第56回中国支部連合大会に本科5年の齋木典保君が発表した論文が平成17年度電気学会中国支部奨励賞を受賞することとなりました。この研究はBi系超電導単結晶の育成にあたり従来より行ってきた2次育成の単結晶育成手法に大型るつぼの利用を摘要することで従来より大型で高品質な単結晶を大量に育成することが可能となったものです。また、従来、あまり試みられてこなかった単結晶の臨界電流密度の測定にも挑戦し、ピン止め点が存在していないにもかかわらずかなり高いレベルの臨界電流密度が得られることも示しました。

 

4. 電気学会中国支部奨励賞

 受賞対象となった研究名:『窒素-酸素雰囲気中におけるBi-2223超電導セラミクスの作製』

平成16年10月に山口大学で開催された平成16年度電気・情報関連学会第55回中国支部連合大会に専攻科2年の西村剛範君が発表した論文が平成16年度電気学会中国支部奨励賞を受賞することとなりました。この研究はBi系超電導体の作製にあたり窒素-酸素分圧を変化させることで、試料の超電導特性が変化することを示しました。超電導相の形成に窒素が影響を与える領域を特定し、これらを考慮することにより試料の臨界電流密度を向上させることに成功しました。西村君は本科5年時より積極的に論文の発表を行い、3年間で5回の学会等での講演を行ったほか、連名者としても9報に名前を連ねています。

 

3. 電気学会中国支部奨励賞

 受賞対象となった研究名:『搬送用超電導非接触走行体の試作』

平成16年10月に山口大学で開催された平成16年度電気・情報関連学会第55回中国支部連合大会に本科5年の藤原信吾君が発表した論文が平成16年度電気学会中国支部奨励賞を受賞することとなりました。この研究は超電導磁気浮上を搬送システムに応用するための基礎研究です。従来、軌道に磁石、搬送車に超電導体を用いたシステムはデモなどでよく見かけましたが、本研究では軌道を超電導体として磁石を搬送車に用いる逆転の発想によるシステムを作りました。専攻科ができてから本科生の本賞受賞は難しかったのですが、平成10年から6年ぶりに受賞することができました。また、今尾研究室の上述と併せての2件同時受賞は初めてのことでした。

 

2. 電気学会中国支部奨励賞

 受賞対象となった研究名:『超電導特性測定システムの開発と超電導特性の評価』

平成10年10月に岡山県立大学で開催された平成10年度電気・情報関連学会第49回中国支部大会に電子制御工学科5年の上野英二君が発表した論文が平成10年度電気学会中国支部奨励賞を受賞することとなりました。この研究は超電導特性の測定システムをGP-IBインターフェースでつないだ測定器とコンピュータを用いて自動化するもので、それまでの研究室での成果を集めたものといえます。本研究室としては昨年度に続いて2年連続の受賞となりました。

 

1. 電気学会中国支部奨励賞

 受賞対象となった研究名:『温度昇降プロセスによるBi系酸化物超電導単結晶の作製』

平成9年10月に広島大学で開催された平成9年度電気・情報関連学会第48回中国支部大会に電子制御工学科5年の松崎徹也君が発表した論文が平成9年度電気学会中国支部奨励賞を受賞することとなりました。今でこそ専攻科の設置に伴い学生の研究発表も当たり前になっていますが、当時、本校より学会発表を行う学生はほとんどなく,まして学会賞を受賞したのは開校以来初めての出来事でした。このように,研究の規模も違う大学生と肩を並べての受賞は,高度な研究開発を目指す電子制御工学科の学生の研究レベルが決して他に劣っていないことを如実に示す好例だと思います。松崎君はこの受賞により卒業時には松江高専功労賞も受賞しています。